2016年08月10日
・症状固定とは?
これ以上治療を継続してもその症状回復・改善が期待できなくなった状態のことを言います。
残ってしまった症状が「後遺症障害(後遺症)」といいます。
症状固定の診断を受けてしまうと、治療期間が終了したものとみなされてしまうので、
賠償の範囲も確定し、それ以降の治療費や休業損害などの支払いは
原則として受けられなくなります。
・保険会社からの「そろそろ症状固定してください」と言われたら?
むち打ちや腰椎捻挫など、外形的な所見がわかりにくく、治療が長期に及ぶ怪我の場合など、
単に治療費打ち切りの意味で言われる場合があります。
症状固定は、患者の訴えや症状などを診て、あくまで医師が医学的に判断するものとなります。
その時期を保険会社が強制出来るものではありません。
・医師から「症状固定」と告げられる。
時期尚早の可能性もあります。
まだ痛みがあること、治療効果がまだあるという実感があれば、
その旨を医師に伝えることが大切になります。
自分の症状は自分が一番よく分かっているので、主治医と十分に相談して判断することが大切です。
「現在の症状」「どこまで改善する見込みがあるか」
「障害が残るとすればどれくらい、仕事や日常生活での支障の程度」
「今後の治療方針」
などを相談しましょう。
くまはら接骨院でも交通事故の治療を行っておりますので、
お困りの際は一度ご相談ください。