2016年02月13日
交通事故によるむちうちや神経症、自律神経の機能障害といった症状は、事故直後に出るだけでなく、
後からあらわれるケースが多いことで知られています。
では、なぜそれらの症状は、数日後や数週間後に遅れて表れるのでしょうか。
それは、アドレナリンという物質による効果が続いているためです。
アドレナリンは、自律神経系の交感神経が優位になった時、つまり、危機・不安・恐怖・怒りの感情によって分泌され、
効果として血糖値を上昇させたり、心拍数や血圧を上げたり、痛覚を麻痺させたりします。
事故後、激しい興奮状態に晒されることでアドレナリンの分泌量が高まり、痛みを感じにくくなっているのです。
アドレナリンの効果の実例として・・・
アメリカで車に乗っていた人が事故に遭い、その際に太いパイプが車ごと彼を貫通しましたが、
彼はアドレナリンによって痛みをまったく感じていませんでした。
その後、電話により駆けつけた友人に「おいお前パイプが刺さってるぞ」なんて言われてやっと気づいたという有名な話があります。
また、スポーツ活動後に骨折が発覚した事例や火事場の馬鹿力もアドレナリンによる効果といえます。
アドレナリンの効果はここまで強力なものなのです。そして交通事故の際にも同様のことが起こっているので、
外見上で怪我の心配がなさそうであっても早めの受診をしたほうが良いでしょう。
また事故後は、興奮状態から先ほど述べた自律神経の乱れによる種々の症状が見られることも多々あるのでチェックしておくと良いでしょう。
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